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最終更新日:2022-03-16

トラックの種類による仕事内容の違いについて

トラQ編集部
トラックの種類による仕事内容の違いについて
トラックドライバーの仕事=トラックでの配送」というように、単純に考えている方もいらっしゃるかと思います。

しかしトラックの種類によって、運ぶ荷物や走行する距離は変わってくるものです。
今回はトラックの種類によって、仕事の内容がどのように変化するのか、下記の順にご紹介していきます。

①小型トラック
②中型トラック
③大型トラック

【関連ページ】 トラックの種類 名称・大きさ・サイズと小型・中型・大型の違いとは



では詳しく見ていきましょう。

トラックの種類別業務内容①小型トラック

トラックの種類別業務内容①小型トラック
小型トラックとは、通称「2トントラック」「3トントラック」と呼ばれるトラックを指します。街中でも小型トラックは非常によく見かけます。

2.0t未満のものは普通自動車第一種運転免許で運転が可能ですが、4.5t未満のトラックを運転する場合には、準中型免許が必要となります。

これらの情報を踏まえて、まずは小型トラックの業務内容についてみていきましょう。

【参照】全日本トラック協会 事業用トラックの種類 小型トラック



小型トラックで運ぶ荷物と配送距離


小型トラックで運ぶ荷物は、基本的に小さめで比較的軽い荷物になります。スーパーやコンビニへの配送などに向いているものと言えます。

配送距離は片道200km~300km程度の近距離になります。車体が小さく小回りが利くのが小型トラックの良いところですが、スーパーやコンビニと例を挙げたように、複数の店舗を回って配送するというルート配送のパターンが多いでしょう。

小型トラックは短い距離での配送になるので、平ボディやアルミバンのトラックが好まれ、多く使用されています。

近距離配送なので、その日のうちに帰宅できるのがメリットです。小型トラックは長く運転すると体に負担がかかり、車内も狭いため居住性も劣るので、長距離の配送には使用されません。

【関連ページ】 小型トラックの仕事はどうなの?未経験者や女性におすすめ!

トラックの種類別業務内容②中型トラック

トラックの種類別業務内容②中型トラック
中型トラックは、通称「4トントラック」と呼ばれています。最大積載量6.5t未満のものを指します。中型トラックを運転するには中型免許が必要です。

運送会社の求人広告でよく求められるのが、この中型免許となります。この点からも中型トラックが運送業においてよく利用されていることが伺えますが、具体的にはどのような仕事内容になるのでしょうか?

【参照】全日本トラック協会 事業用トラックの種類 中型トラック



中型トラックで運ぶ荷物と配送距離


中型トラックで運ぶ荷物は小さい物から大きい物まで、時には少し重い物まで任されることもあります。

重い荷物がある場合は、クレーン付きのユニック車で配送し、食材を積むときには生鮮食品を運ぶのに最適な冷蔵冷凍車が好んで用いられています。

一般的には片道500km程度の範囲を任されることが多いのですが、納品先が遠ければ当然長距離移動となり、泊まる必要も出てきます。

日帰りできる日もあれば、泊まりになることもあるのが中型トラックなので、スケジュールの変動に柔軟に対応できる方に向いているでしょう。

【関連ページ】 中型トラックドライバーの仕事内容ときついところ・楽しいところは?

トラックの種類別業務内容③大型トラック

トラックの種類別業務内容③大型トラック
大型トラックは通称「10トントラック」と呼ばれる最大積載量8.0t~10.0tの文字通り大型の車両になります。

「大型トラックは大変」というイメージもあるかと思いますが、実際そのイメージは本当であり、大型車両の運転には高い運転技術が求められます。

それに加えて重い荷物を運んだり長い時間運転したりもするので、体力勝負な部分もたくさん出てきます。

しかし大型トラックの運転は、車も運転も大好きな人には堪らなく楽しいお仕事なのです。

それでは、大型トラックの具体的な仕事内容についてみていきます。

【参照】全日本トラック協会 事業用トラックの種類 大型トラック



大型トラックで運ぶ荷物と配送距離


大型トラックでは、小型トラックや中型トラックでは運べないような大きな重い荷物を運ぶことが多いです。

大型トラックの配送では、たくさん荷物を積めるウィング車が多く用いられます。また、トレーラーもコンテナをけん引できる車両なので、よく使われています。

片道500km以上を走行することがほとんどなので、運転時間も長くなり、その距離の分車中泊をする機会も多くなります。

大型トラックでの配送は大変ですが、その分小型トラックや中型トラックよりも給料が高く設定されていることが多いです。

【関連ページ】 大型トラックドライバーはきつい?仕事内容を解説

トラックの種類と仕事内容の違いのまとめ

トラックの種類と仕事内容の違いのまとめ
ここまで「小型トラック」「中型トラック」「大型トラック」の種類ごとに運ぶ荷物と、走行する具体的な距離についてみてきました。最後にもう一度簡単にまとめてみましょう。

・トラックの大きさに比例して運ぶ荷物の大きさや量は変わる
・小型トラックは近距離を、中型トラックは中距離を、大型トラックは長距離を走ることが多い
・小型トラックは日帰り、中型トラックは基本日帰りで時々泊まり、大型トラックは何日間か車中泊になる傾向にある
・長距離を運転するなら中型トラックよりも大型トラックの方が体の負担は軽い
・大型トラックは大変な分、小型トラックや中型トラックよりも給料も高く設定されている


トラックでのお仕事、なんとなくイメージができたのではないでしょうか?

細かく説明してきましたが、もともと車が好きで運転が好きだという方は、どの種類のトラックを運転しても、きっと楽しく感じること間違いなしです。

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この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗

運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。

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