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最終更新日:2021-10-27

トラック会社に面接に行く時の服装について解説

トラQ編集部
トラック会社に面接に行く時の服装について解説
トラック運転手に転職する際には他の職業と同じように、採用面接があります。

自己PRや志望動機がいくら立派でも、服装がラフでシャツを出しているような格好では「この人は本当にウチで働く気はあるのかな…」などのように、相手にマイナスの印象を与えかねません。

そこでトラック運転手に転職をお考えの方に、面接に適した服装や、NGな服装に感する情報をご紹介いたします。


トラック運転手の面接では服装に気をつける

トラック運転手の面接では服装に気をつける
トラック業界は、いま人材不足に悩まされています。

ネット通販の盛り上がりもあり、運ぶ荷物はあるのに、それを運ぶ運転手が足りていないのです。

またトラック業界には、仕事がキツイという印象がついてまわりますが、近年は行政からの指導も厳しく、労働環境は昔と比べて随分と良くなり、働きやすい仕事となっています。

これらの状況により、トラック運転手の仕事は比較的転職しやすく、かつ人気のある仕事であり、未経験者や40代・50代の人でも転職に成功しています。

ただだからといって、誰でも採用されるというわけではありません。

経験のある人や様々な運転免許を持っている人が採用されやすいのはもちろん、何よりも仕事に取り組む姿勢や性格、人間性が問われる仕事でもあるのです。

いい加減な性格、人間性の持ち主であれば、取引先や社内でのトラブルに留まらず、煽り運転の危険性や、最悪の場合は事故等も懸念されます。

それは会社にも大きなダメージを与えるのです。

そうならないように、会社も慎重に、応募者の仕事に取り組む姿勢や性格、人間性を見極めようとしています。

そして、それらを現す一つの要素が服装です。面接に挑む本気度であったり、相手へ与える印象に注意する慎重さであったり、誠実さなど応募者の様々な面が服装に現れてきます。

しかしそうは言っても、転職自体そんなに頻繁にするものではないので、転職者の中には面接にどんな格好で行ったら良いのか悩むこともあるでしょう。

そんな方に向けて、トラック運転手の面接にはどんな格好で行くべきか、細かく次項から見ていきます。

トラック運転手の面接に適した格好はスーツ

トラック運転手の面接に適した格好はスーツ
普段スーツを着用することのないトラック運転手ではありますが、やはり面接時にはスーツを着用するのが望ましいのです。

他のサイトでは私服でも問題なしとしているところもありますが、企業側から案内がない限りは、スーツの着用が基本です。

他の転職希望者がみんなスーツなのに自分だけラフな格好では、面接官からの印象も悪くなります。

しかしその逆に、自分だけスーツだったからといって、印象を悪くすることはありません。

むしろ、それだけ真剣にこの転職活動に向き合っているんだなと、好印象を与えることの方が多いはずです。

スーツに関する注意点


基本的にスーツの色は黒、ネイビー、ダークグレーといった派手でない色で、デザインも無地、もしくは薄いストライプまでにします。   

スーツのボタンは2つボタンの時も3つボタンの時も一番上のボタンを締めます。

着席時は窮屈になるので、ボタンを外してかまいませんが、立ち上がる時には再度ボタンを閉めます。
 
シワが入っていたり、折り目が消えていたりしていては、丁寧さに欠ける印象を与えかねませんので、面接までにクリーニングに出しておくことが理想です。

【参照】AERA STYLE MAGAZINE スーツのおしゃれな着こなしのルール。基本知識からブランドまで徹底解説

ワイシャツに関する注意点


ワイシャツもスーツと同様に、派手なものは避けます。

柄は白無地が無難ですが、そうでない場合でも派手にならないか注意して選びます。

また、スーツもワイシャツもそうですが、シワが入っていては清潔感を損ない、また丁寧さに欠ける性格を連想させてしまうので、クリーニングに出すかアイロンがけをしたものを着用しましょう。

袖のボタンを外したりしているのもだらしない印象を与えるので、面接室に入るまでには、細かいところもチェックして直しておきましょう。

ワイシャツの胸ポケットにタバコを入れているのも印象が悪いです。近年は特にタバコを嫌う人が多く、面接官が嫌煙家である可能性も否定できません。

タバコの匂いに気をつけるのはもちろん、タバコ自体もカバンの中にしまっておきましょう。

【参照】Mayonez 面接で着るワイシャツの選び方|色付きやストライプは面接でOK?

ネクタイに関する注意点


ネクタイもスーツやワイシャツと同様に、明るい色は避けて、柄もシンプルなチェック柄や無地など、派手な印象にならないように気をつけましょう。

また、面接の前には鏡の前でネクタイが曲がっていないかチェックをしてから面接に挑みましょう。

しっかりと締めたつもりでも、時間の経過とともにネクタイは緩みがちです。要所々々で確認しましょう。

【参照】CUSTOMLIFE 面接のネクタイ|好印象を残せる色と柄の選び方を業界別に徹底解説

コートやジャケットに関する注意点


冬場にはコートやジャケットを着用することがあると思いますが、他と同様に派手ではないものにしましょう。 

建物の中に入る前に脱ぎ、前腕にかけて持ち運びましょう。室内でコートを着たままでは、社会人としてのマナーに欠けるとみなされるかもしれません。

【参照】PASONA 冬の面接マナー コートの置き方、たたみ方

靴に関する注意点


黒色又はこげ茶色で、シンプルで装飾のないデザインのものが好ましいです。

うっかり明るい色の靴下を履いていくと目立ってしまうので、気をつけるようにしましょう。

【参照】マイナビAGENT 面接に履いていく靴の選び方と面接当日に注意すべきポイント

面接時のカバンのマナー


面接には、持っていくものが色々とあるので、手ぶらで行くという人はいないと思いますが、カバンにも気を使いましょう。

リュックサックなどのビジネス用ではないものは避けます。

A4サイズの書類を折らずに入れられるカバンが良いです。色は黒、紺、茶色で無地のものが無難です。

面接中はカバンを床に置く形になると思うので、自立するタイプのものが煩わしくなくて良いと思います。

【参照】マイナビAGENT 面接のカバンの選び方や持ち方、置き方のマナーとよくある質問

トラック運転手の面接での髪型


トラック運転手の髪型には、特に制限を設けていない企業もあると思います。

それでも極端に明るい金髪のトラック運転手は見かけないので、当然これから採用面接を受ける立場の人が、明るい金髪にしていくのはNGです。

髪の毛の色だけではなく前髪が目や耳にかかっていないか、またタバコの匂いがしていないかなど、清潔感のある髪型であることにも注意しましょう。

また、スーツを着用する場合は特にそうですが、ヘアワックス等で髪にツヤを与えておいた方が、子供っぽさが消えて良いでしょう。

【参照】PASONA 男女別 転職活動の面接で好印象を勝ち取る髪型

トラック運転手の面接でNGな格好

トラック運転手の面接でNGな格好
トラック運転手の採用面接は、スーツを着用することが基本であるとご紹介してきましたが、普段スーツを着ることのないトラック運転手の中には、スーツを冠婚葬祭用しか持っていない方もいらっしゃると思います。  

しかも今回の転職活動が終わったら、当分スーツを使う予定はなく、次に使うのはいつになるかすら分からないということも多いでしょう。

そのような方にとっては、スーツ、シャツ、ネクタイ、靴、ビジネス用鞄を一から揃えるのも大変であり、もったいない気もします。

全部揃えるとなると何万円という出費になるうえに、誰かから借りるとしても体型に合わないと、不恰好になってしまいます。

また企業によっては、面接時のスーツの着用は不要です、と言ったように、事前に案内をくれるところもあると思います。  

仮に、これらの事情によりスーツ以外で面接に行くことになったとしても、できるだけカジュアルな格好は避けましょう。

礼儀正しいイメージで、清潔感もある服装が好ましいです。
  
例えば、グレーやネイビーの落ち着いた無地のジャケットにダークカラーのパンツ、控えめなデザインのシャツなどのような組み合わせが良いでしょう。

前の会社の作業着


作業着を着て面接に行くこと自体、ラフ過ぎてよくありません。

それが前の職場のものとなると、なおさら面接官に良い印象は与えられないでしょう。

まだ在職中の転職活動の場合は、仕事の合間をぬって面接に行くこともあるのでしょうが、それでもやはり、身だしなみは整えていくべきです。

それが難しいのであれば、就業中の職場で休みを取り、余裕を持って面接に挑みましょう。

Tシャツや半ズボンなど


Tシャツや半ズボンといったカジュアルな服装も、トラック運転手の採用面接にはNGです。おまけにサンダルなんて履いていたら、常識も疑われてしまいかねません。

どこかに遊びに行ったついでに面接に寄ったようなイメージで、本気度も感じられず、面接官の心証もよくありません。

ジーンズ


最近はジーンズをフォーマルな場所で見かけることもありますが、清潔感を失わないようにジャケットと合わせるなど、着こなしに十分配慮している場合もあるかもしれません。

しかしビジネスの場では、よほど個性的な人でない限り、ジーンズは非常識と捉えられます。

ましてや採用面接という大事な場所でジーンズを履いていたら、真剣にこの会社に入りたいという気がないのではないか、と思われてしまうのではないでしょうか。

実際にまだ、ジーンズはどこまでいってもカジュアルウェアであり、面接の場で身につけるものではないと考えている人が大半なので、着用するのは避けましょう。

汚れている


汚れていて清潔感のない格好も、面接には適していません。そのような格好で面接にやってくるということは、それほど転職したいという強い思いがないのだろうと思われてしまいます。

また、性格もだらしないのではないかという印象も与えかねません。

さいごに

さいごに
面接時の服装についてかなり細かいところまでご紹介しましたが、簡単に言うと、服装なんかでマイナスイメージを与えてしまってはもったいないということなのです。

せっかくトラック運転手としての実績があったり、優れた運転技術や時間管理能力があったりする方でも、それらの強みを薄れさせてしまいます。

同じような職務経歴やスキルを持った応募者が他にいて、面接官があなたとどちらにしようかと迷った時、服装が不適切だからという理由で落とされては悔やんでも悔やみきれません。

トラック運転手の仕事が未経験の方でも、仕事に対する熱意をアピールしなければならないのにだらしない格好をしていては、熱意があっても伝わりません。

服装で褒められる必要は全くありませんが、マイナスのイメージを相手に与えることのないように、ご紹介した情報をぜひご活用ください。

【関連ページ】 運送会社での面接のポイントとコツについて解説
この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗

運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。

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