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最終更新日:2021-10-29

4トントラックの積載量と必要な免許とは

トラQ編集部
4トントラックの積載量と必要な免許とは
トラックの中では、最も作られている車種と言われている4トントラック。4トントラックは、トラック業界に限らず、様々な業種で使われています。

この記事では、積載量・荷台の寸法・形状など4トントラックの詳細について紹介します。
・4トントラックの積載量は4トンまでなの?
・4トントラックの増トンとは?
・4トントラックはどのくらいの荷物が積めるの?

このような疑問を解決していきますね!

積載量・形状・荷台の大きさは?

積載量・形状・荷台の大きさは?
様々な現場で活躍している4トントラックは、中型トラックに分類されます。

小型トラックと比較し、車体もずいぶん大きくなることから、女性が運転するには、多少の運転スキルが求められるでしょう。

しかし、「小型トラックでは物足りない」と感じているトラック好きの方にとっては、運転しがいのある車種とも言えます。

では、4トントラックには、どのような特徴があるのでしょうか。

積載量・形状・車体の大きさについて説明していきます。

4トントラックの積載量


4トントラックの積載量は、単純に最大4トンと決まっているわけではありません。

最大積載量を割り出すための計算式があります。安全に走行するためにも、4トントラックの積載量を算出する計算式を覚えておきましょう。

【計算式】
車両総重量-(車両重量+乗車定員×0.055t)=最大積載量

4トントラックの最大積載量を算出する際には、次の情報が必要になります。
・車両重量
・車両総重量
・乗車している人の体重

しかし、乗車している人の体重を一人ひとり正確に出すのは大変です。

そこで、【乗車定員×0.055t】で計算し、乗車している人のおおよその体重を算出します。

0.055tという値を㎏に換算すると、55kgです。それを知ると、覚えやすくなるのではないでしょうか。

車両重量とは、車体の重さに、燃料、バッテリー、荷台なども含まれた状態を指します。車両重量は車検証に記載されているため、分からない場合は車検証をご覧ください。

また、4トントラックの総重量は8トン未満と定められています。その点にも注意が必要です!

ここまで、最大積載量の算出の仕方について説明しましたが、正直、計算式だけ見てもイメージが湧きにくいですよね。

より具体的に理解するためにも、例にたとえてみましょう。

【例】
・車両重量 4トン
・乗車人数 3人
8トン-(4トン+3人×0.055トン)=3.835トン


積載していいのは3.835トンまでとなります。

4トントラックの積載量については、4トン未満ではあるものの、【4トンまで乗せていい】という考え方ではないことに留意しましょう。

万が一、積載量が超えてしまうと、次のような厳しい懲罰を受けることになります。
・過積載の割合が5割以上→違反点数3点/反則金4万円
・過積載の割合が10割以上→違反点数6点/懲役6ヵ月以下または罰金10万円以下

安全に走行するためにも、積載量は必ず守ることが鉄則です。

積載量を増やせる?【増トントラック】とは?


4トントラックは車体の大きさはそのままで、積載量だけを増やせるようになっています。

現場によっては1度で多くの物を運ばないと効率が落ちてしまうこともあります。

「では、大きなトラックを購入したらいいのでは?」と思いますが、トラックも一般の自動車同様、大きくなればなるほど維持費もかかってしまいます。

できれば、維持費は抑えたいですよね。

「維持費を抑えたい」「でも1度で多くの物を運びたい」という現場のためにつくられたのが【増トントラック】です。

では、【増トントラック】では、積載量をどのように増やすのでしょうか。

車体のサイズはそのままで、積載量を増やすためには、車軸・足回り・シャシーを強化させます。

重さに耐えられるように加工した結果、6.5トン~8トンまで積載可能になります。

通常なら4トン前後の荷物しか積載できないにもかかわらず、車体を加工するだけで積載量が2倍の8トンまで増やせるというのは驚きですよね!

しかし、【増トントラック】には思わぬ落とし穴があります。

6.5トン以上のトラックを運転する際には、大型免許を取得していることが条件となります。

通常の4トントラックを運転する場合は中型自動車免許で構わないのですが、【増トントラック】を運転する場合は大型免許が必要になることを覚えておくことをおすすめします。

積載量に大きく関係する才数計算


4トントラックは、積載量だけではなく、才数で荷物を積むこともあります。そのため、積載量だけではなく、才数計算について知識を高めておくことが大切です。

特に、「トラックドライバーとして働きたい」と考えている方は、業務上必要な知識になるため、積載量と才数計算についてはしっかりと押さえておいたほうがいいでしょう。

荷物をトラックで運ぶ際には、積載量をオーバーしていないか注意しなくてはいけないと同時に、荷台の面積をオーバーすることがないかという点にも注意が必要です。

鉄のように重いものと発泡スチロールのように軽いものとでは、同じ個数であっても、総重量が異なりますよね。

しかし、発泡スチロールは軽いからといって総重量ギリギリまで乗せてしまうと、荷台に乗せられる面積を超えてしまう可能性があります。

重さ・面積ともにクリアするために、一体どのくらいのサイズのトラックが必要になるのかを判断するために使われるのが、「才数計算」です。

才数とは、面積・体積の単位を指しており、荷物を数える時は「1才」「2才」と数えていきます。

それでは、才数計算の方法について見ていきましょう。

才数計算では、箱の高さ・奥行・幅は全て30.3㎝とした上で計算していきます。
(箱の高さ)30.3㎝×(奥行)30.3㎝×(幅)30.3㎝=27,818㎝ 

つまり27,818㎤が1才ということになります。

この式を覚えておくと、才数計算は簡単にできるため、必要なトラック数がすぐに割り出せます。

ちなみに、4トントラックは、荷台の空間に余裕を持って荷物を積んだとしても、800才まで積載可能です。

4トントラックの形状


4トラックの形状は1つではありません。

2トントラック、3トントラック同様、ニーズに合わせて様々な形状が作られています。

形状を大まかに分けると【標準ボディ】【ロングボディ】【スーパーロングボディ】【ショートボディ】【フルワイド】【セミワイド】の5つに分かれます。

その中でも、用途別に次のような形状で作られています。
・平ボディ
・ウィング車
・バン
・冷凍冷蔵車
・クレーン車
・ダンプ
・高所作業車
・ゴミ収集車
・クレーン車
・アルミバン
・重機運送車
・タンク車
・ミキサー車
・コンテナ専用車

このように、多くの形状に分かれます。

種別の多さから、いかに様々な現場で活用されているトラックなのかが分かりますよね!

荷台の大きさ

荷台の大きさ
多くの現場で活躍している4トントラックは、形状も様々です。

【標準ボディ】【ロングボディ】【スーパーロングボディ】【ショートボディ】【フルワイド】【セミワイド】、それぞれのボディ別に荷台の大きさについて見ていきましょう。

▼標準ボディ
長さ6,200mm
2,130㎜
高さ400㎜

▼ロングボディ
長さ7,200mm
2,130㎜
高さ400㎜

▼スーパーロングボディ
長さ8,200mm
2,130㎜
高さ400㎜

▼ショートボディ
長さ4,350mm
2,040㎜
高さ400㎜

▼フルワイド
長さ6,200mm
2,360㎜
高さ600㎜

▼セミワイド
長さ6,200mm
2,220㎜
高さ380㎜


また、4トントラックは用途によっても荷台の寸法が異なってきます。

様々な形状がある4トントラックの中から一部だけをピックアップし、荷台のサイズを紹介します。

▼平ボディ
長さ6,400mm
2,140㎜
高さ400㎜

▼ウィング車
長さ6,200mm
2,200㎜
高さ2,400㎜

▼バン
長さ6,210mm
2,155㎜
高さ390㎜

▼冷凍冷蔵車(ゲート付)
長さ5,400mm
2,146㎜
高さ2,061㎜

▼冷凍冷蔵車(2層式)
長さ6,338mm
2,146㎜
高さ2,061㎜

▼ダンプ
長さ3,400mm
2,060㎜
高さ360㎜

▼アルミバン
長さ5,790mm
2,110㎜
高さ2,130㎜

▼タンク車
長さ6,200mm
2,200㎜
高さ2,400㎜

▼ミキサー車
長さ5,900mm
2,200㎜
高さ3,060㎜

▼コンテナ専用車(6立米コンテナ)
長さ3,800mm
2,120㎜
高さ1,450㎜


ただし自動車メーカー、車種によって荷台の寸法は多少異なるので、ご注意ください。

4トントラックを運転するために必要な免許とは?

4トントラックを運転するために必要な免許とは?
4トントラックは様々な現場で活躍しているため、運転できると幅広い業種から仕事を選択できます。

では、4トントラックを運転するためには、どのような免許が必要になるのでしょうか。

4トントラックを運転するために必要な免許、そして免許を取得するまでの期間・費用について解説していきます。

4トントラックを運転するために必要な免許は取得日によって異なる


4トントラックを運転するために必要になる免許は、取得日によって異なります。

取得日によっては、中型自動車免許はなくても、普通自動車免許さえ取得していると4トントラックを運転できるのです。

「普通自動車免許だけで運転できる人と中型自動車免許が必要になる人がいるってどういうこと?」と思われたかもしれません。

平成29年3月12日に施行された改正道路交通法により、免許の種別における運転区分が変更になりました。そのため、免許取得日によって運転できる車の車種が異なります

では、普通自動車免許の区分がどのように変化したのか見ていきましょう。
車両総重量最大積載量乗車定員
平成19年6月1日までに普通免許を取得した場合8トン未満5トン未満10人以下
平成19年6月2日〜平成29年3月11日までに普通免許を取得した場合5トン未満3トン未満10人以下
平成29年3月12日以降に普通免許を取得した場合3.5トン未満2トン未満10人以下


このように取得したタイミングによって、最大積載量が異なることが分かります。

4トントラックの場合、積載量は4トン前後となるため、平成19年6月2日以降に普通自動車免許を取得した方は、4トントラックを運転できません。

平成19年6月2日以降に普通自動車免許を取得した方が、4トントラックを運転するためには【中型自動車免許】が必要になります。

中型自動車免許を取得するための条件


中型自動車免許を取得するためには、次の5つの条件をクリアしなくてはいけません。
・満20歳以上
・普通免許の保有通算2年以上
・視力 両眼 0.8以上/片眼 0.5以上/深視力2.5mの距離で平均誤差2cm以内(眼鏡・コンタクトレンズの着用可)
・赤・青・黄色が識別できる
・10メートルの距離で90dbの警音器の音が聞こえる(補聴器使用可)

万が一免停を受けた期間がある場合は、その期間は保有通算2年からは除かれるため、注意が必要です。

中型自動車免許を取得するための方法


中型自動車免許を取得するためには、次の3通りの方法があります。
・教習所へ通う方法
・合宿で取得する方法
・運転免許試験場で技能試験を直接受験する方法(一発試験)

それでは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

【1.教習所へ通う方法の場合】
教習所へ通う場合、すでに取得している自動車免許の種類で学科と技能において学ぶ内容が変わってきます。

同時に、教習所へ通わなくてはいけない日数も異なるため、ご自身がすでに持っている免許次第では、短期間での中型自動車免許の取得も可能です。

▼普通自動車免許(MT)を取得している場合
学科1時限
技能教習15時間
要する期間4~8週間程度

▼普通自動車免許(AT限定)
学科1時限
技能教習19時間
要する期間4~8週間程度

▼5トン限定中型免許
学科1時限
技能教習11時間
要する期間3~8週間程度

▼5トン限定中型免許(AT限定)
学科1時限
技能教習15時間
要する期間3~8週間程度

▼準中型免許
学科なし
技能教習9時間
要する期間3~6週間程度

▼8トン限定中型免許
学科なし
技能教習5時間
要する期間最短5日程度

▼8トン限定中型免許(AT限定)
学科なし
技能教習9時間
要する期間最短5日程度


【2.合宿で取得する場合】
中型自動車免許は合宿でも取得可能です。

合宿で免許を取得する最大のメリットは「教習所よりも短い期間で免許が取得できる」という点でしょう。

教習所よりもスムーズにスケジュールを調整できるため、マニュアルであってもAT限定であっても、1~2週間程度で免許取得できるようになっています。

「一発試験は自信がないけど、教習所に行くよりも短い期間で免許を取得したい」と考えている方や「なるべく免許取得の費用を抑えたい」と考えている方が、合宿での免許取得を検討してみても良いかもしれません。

では、保有している免許ごとの学科・技能時限数について説明していきます。

▼保有している免許がない場合
マニュアル取得AT限定
学科26時間26時間
技能19時間15時間

▼普通自動車免許を保有している場合
マニュアル取得AT限定
学科1時間1時間
技能17時間13時間


【3. 運転免許試験場で技能試験を直接受験する方法(一発試験)】
運転免許試験場で技能試験を直接受験する方法、いわゆる「一発試験」により中型自動車免許を取得することも可能です。

教習所に通うことなく、技能試験を試験場で直接受けるため、取得するまでの期間が短くなるだけではなく、費用も抑えられます。

このように様々な方法で中型自動車免許は取得できます。

すでに5トン限定中型免許・準中型免許・8トン限定中型免許を持っている方は、幅広い職種に対応できるようになるためにも、中型自動車免許を取得することをおすすめします。

中型自動車免許を取得するために必要な費用


中型自動車免許を取得するために必要な費用は、取得方法によって大幅に異なります。また、すでに取得している免許の種類によっても異なります。

【1.教習所へ通う場合】
すでに取得している免許の種類必要な費用
普通自動車免許(MT)17~24万円程度
普通自動車免許(AT限定)21~24万円程度
5トン限定中型免許14~20万円程度
5トン限定中型免許(AT限定)17~24万円程度
準中型免許12~18万円程度
8トン限定中型免許10万円程度
8トン限定中型免許(AT限定)11~14万円程度


【2.合宿で取得する場合】
マニュアル取得AT限定
保有している免許なし11~16万円程度10~15万円程度
普通自動車免許保有9~15万円程度9~14万円程度


【3. 運転免許試験場で技能試験を直接受験する方法(一発試験)】
一発試験の場合、受験費用は保有している免許によってことなるものの、1回につき10万円未満で受験できるようになっています。
保有している免許1回あたりの受験料
普通自動車免許4万円程度
準中型免許4万円程度
5トン限定準中型免許4万円程度
8トン限定中型免許3万円程度


これらの費用に加え、次のもの追加された金額が受験料です。
・免許証交付手数料 2,000円前後
・必須講習費用 16,000円前後緒

しかし、「中型自動車免許の1発合格は稀」と言われるほど、難易度が高いことで知られています。

現実的には、一発では中型自動車免許を取得することは難しいでしょう。

中型自動車免許を取得することにより運転できるトラックの種類


中型自動車普通免許を取得することにより、次のいずれかを1つでも満たした車両を運転できるようになります。
・車両総重量  7.5トン~11トン
・最大積載量  4.5トン~6.5トン
・乗車定員   29人以下

4トントラックはもちろんのこと、マイクロバスの運転も可能です。

ただし、マイクロバスにおいて運賃を徴収する場合は、中型二種の免許が必要になるため注意が必要です。

4トントラック 積載量 まとめ

4トントラック 積載量 まとめ
4トントラックの積載量は、単純に4トンではなく、積載量を割り出す計算式によって求められます。

トラックドライバーを目指す方は、積載量を割り出す計算式を覚えておくことをおすすめします。

また、4トントラックになると才数も重要になります。才数計算についても、きちんと覚えておいたほうがいいでしょう。

4トントラックには【増トントラック】と呼ばれるトラックもあります。積載量によっては、中型自動車免許を取得していても運転できない4トントラックもあるため、注意が必要です。
この記事の執筆・監修
トラQ編集部 佐藤 哲津斗

運営会社、株式会社しごとウェブの代表。運送業界に貢献できるようにトラQを運営しています。
トラQを使っていただいている皆様の仕事探しのお役に立つことができれば幸いです。

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